Drupal 7でテンプレート内にブロックを表示させる方法。
「node.tpl.php」などのテンプレートに直接ブロックを表示する方法はいくつかあります。
「サイト構築 > ブロック」で追加したカスタムブロックでは主に下記の3つの方法があります。
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<?php //ブロックID = 1 $block = block_custom_block_get(1); $content = $block['body']; print $content; //または $block = block_load('block', 1); $block_render = _block_render_blocks(array($block)); $block_array = _block_get_renderable_array($block_render); $block_content = drupal_render($block_array); print $block_content; //または $block = module_invoke('block', 'block_view', 1); print render($block['content']); ?> |
最初の「block_custom_block_get()」はブロックIDを引数に渡して、ブロックの情報を取得します。
2番目の「block_load()」はDrupal 7から導入された機能で、やや冗長になってしまい、あまり使いやすくはありません。
3番目の「module_invoke()」はモジュールとしてのblockとして情報を取得します。
2番目と3番目に関してはカスタムブロックのほかに、下記に記述するViewsなどのモジュールでも利用できます。
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<?php //モジュール = views //viewsの名前 = test //ブロックid = block $block = block_load('views', 'test-block'); $block_render = _block_render_blocks(array($block)); $block_array = _block_get_renderable_array($block_render); $output = drupal_render($block_array); print $output; //または $block = module_invoke('views', 'block_view', 'test-block'); print render($block['content']); ?> |
上記はViewsの場合ですが、モジュール名とブロックのデルタ名(test-block)を引数にとります。
デルタ名は「サイト構築 > ブロック」にアクセスして、該当するブロックの設定ページのアドレスから確認できます。
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/admin/structure/block/manage/views/test-block/configure |
Viewsの場合「CONTEXTUAL FILTERS」で引数を与えたい場合には、次の「views_embed_view()」で可能です。
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<?php //viewsの名前 = test //ブロックid = block //引数 = 1 (nidなど) $block = views_embed_view('test', 'block', 1); print render($block); ?> |
Viewsの場合であれば、この方法が最もシンプルで利便性が高いです。