2010.1

CSS3から扱えるエフェクト機能。

2010.01.09 / Labs

CSS3から新たに利用できる機能を、いくつか試してみます。
ボックスの角丸やシャドウを追加できたり、かなり実用的な機能が使えるようになります。Firefox、Safariなどのモダンブラウザでは、すでにいくつかの機能は実装されていますが、残念ながらIEでは次のバージョン以降での対応になりそうです。

ボックスのコーナーを丸くする

ボックスの角丸では、Firefoxを代表とするmozillaと、Safari、Chromeを代表とするweb-kitを別々に記述する必要があります。

 

Box Round

ボックスにシャドウを付ける

ボックスのシャドウも角丸と同じく、mozillaと、web-kitを別々に記述します。

 

Box Shadow

テキストにシャドウを付ける

X軸、Y軸の距離と、ぼかしの幅、カラーを指定できます。

 

Text Shadow

テキストを光らせる

テキストのシャドウを応用して、光らせるような効果もできます。シャドウを多重にすることで、より濃いグローになります。

 

Text Glow

ボックスを透過させる

要素に対して透明度を0〜1の間で指定できます。

 

Opacity

ブラウザ上でActionSctiptの簡易デバッグ。

2010.01.07 / Labs

ブラウザでFLASHを再生中、デバッグのためにパラメータなどを出力する方法です。
ActionScriptを制作中によく利用するtraceですが、ブラウザで再生中には実行することができません。そこでJavaScriptとの連携を利用して同様のことを実現します。
はじめにHTML内にJavaScriptで、引数を受け取りダイアログで表示するスクリプトを記述します。関数名は「flashTrace」としておきます。

次にActionScriptでは、JavaScriptの関数を実行するたスクリプトを記述します。引数の一つ目がJavaScriptの関数名で、二つ目が出力したいパラメータです。

これでブラウザで再生中に、ダイアログでActionScript内のパラメータを出力することができます。
ですが、このままだとFLASHで制作中のときには、traceも併記する必要が出てしまいます。その場合、下記のようにブラウザで再生かどうかを判定して、どちらか実行する関数にしておくと便利です。

ちなみにサーバへのアクセス(http://)ではなく、ブラウザで直接HTMLファイルを開いた場合(file://)には、FLASHのセキュリティでJavaScriptが実行されません。外部サーバではなくローカルで実行するには、Webサーバをローカル環境に構築する必要があります。

jQueryのプラグインでFLASHの埋め込み。

2010.01.05 / Notes

jQueryのプラグインを利用して、HTMLにFLASHを簡単に埋め込む方法です。短いコードで記述できるので、ソースコードがすっきりとして見やすくなります。

<head>タグ内にjQuery本体とjquery.flash.jsを読み込んで、div#flashに対して埋め込みの記述をします。
最低限必要なのはSWFファイルのパスのみで、width、heightは省略できます。

FLASHにパラメータを渡す場合は、次のようにflashvarsをオブジェクトで追加します。

jquery.flash.jsプラグインページ

Drupalでよく利用しているモジュール。

2010.01.04 / Notes

Drupalでサイト構築の際に、よく利用しているモジュールです。

 

Administration menu
管理者でログインした際に、ページ上部にプルダウン式の管理セクションのメニューが追加されます。
Backup and Migrate
データベースのバックアップ、リストアが行えます。サイトの引越しの時に便利です。
Calendar
カレンダー機能を追加します。CCK、Viewsと組み合わせて使います。
Content Construction Kit (CCK)
コンテンツタイプにテキストや整数など項目を追加します。
Content Templates (Contemplate)
コンテンツタイプごとにテンプレートをカスタマイズできます。
Date
CCKのフィールドに日時を追加します。Calendarモジュールで必要です。
FCKeditor
本文の入力フォームにWYSIWYGエディタを追加します。
FileField
CCKのフィールドに添付ファイルを追加します。
IMCE
高機能なファイルブラウザを追加します。
Imce CCK Image
CCKのフィールドに画像アップロードを追加します。
Menu per Role
メニュー項目ごとにロールを割り当てます。
Nodeaccess
ノード、コンテンツタイプごとにロールを割り当てます。
Poormanscron
定期的なcronの実行を管理できます。
Printer, e-mail and PDF versions
ノードごとに印刷用ページ、メール送信、PDF出力が行えます。
Rules
サイトのイベントに対して、アクションを実行できます。Trigger+Actionを強化したようなモジュールです。
Token
置換パターンの文字列を入力することで、実際のデータに展開して出力します。例えば、[site-url]と入力するとサイトのURLを出力します。
Upload path
ファイルのアップロードパスを変更することができます。パスの指定にはTokenを利用できます。
Views
ノードの表示方法を柔軟にコントロールできます。
Views Custom Field
ViewsのフィールドにPHPなどを扱える、カスタムフィールドを追加します。
Webform
項目を自由に作成できる、メール送信フォーム用のコンテンツタイプを追加します。

Codaのプラグイン作成。

2010.01.04 / Labs

Codaで制作効率をアップさせる、ちょっとしたプラグインの作成方法です。
プラグインを作成するには専用のツールが必要になります。Panicサイトの Codaデベロッパゾーンで「Coda Plug-in Creator」が配布されているので、こちらをダウンロードします。サンプルプラグインも同時に配布されていて、初めてプラグインを作成する際に参考になります。

 

「Coda Plug-in Creator」を起動すると新規ウィンドウが開かれます。

今回はシンプルに、選択したテキストに対して<p>、<div>などの任意のタグで囲むだけのプラグインを作成します。実は、サンプルプラグインにも同様のものが含まれていて、それをもとに作成しています。
CodaのプラグインのスクリプトそのものはPHP(またはCocoa)で書かれていて、上記のウィンドウではそれらを管理し、プラグインを構成していきます。

 

プラグイン編集中のウィンドウです。編集の大まかな流れは以下のようになります。

  1. コマンドの作成
    プラグイン内のコマンドを作成します。作成したコマンドは左ペインに登録されて、右ペインで編集が可能になります。左ペインの「Shortcut」の箇所をクリックしてショートカットを設定することもできます。
  2. スクリプトの作成、または編集
    作成したコマンドを選択すると、「Script」がアクティブになり、スクリプトを作成することができます。すでに作成されていると編集になります。スクリプトファイルはプラグインファイルに内包されます。
  3. 入力テキスト
    入力テキストの扱いを指定します。選択テキストのみ、ドキュメント全体、選択なしなど。
  4. 出力テキスト
    スクリプトを実行した後の、出力テキストの扱いを指定します。選択テキストを置き換え、ドキュメント全体を置き換えなど。
  5. ポインターの位置
    スクリプトを実行した後の、テキストポインターの位置を指定したい場合にチェックします。その場合スクリプト内に記述する「$$IP$$」にポインターが移動します。

 

作成したスクリプトファイルには、このように記述しています。(<p>で囲む場合)

プラグインの作成が完了したら、保存して書き出されるプラグインファイルを「Application Support/Coda/Plug-ins」フォルダに入れます。これでメニューの「Plug-ins」から実行可能になります。