Labs

Drupal 7でテンプレート内でのリダイレクト。

2015.04.20 / Labs

Drupal 7で「page.tpl.php」などのテンプレート内でリダイレクト処理のメモです。
カレントユーザーがログインしていない場合には、次のような記述でログインページにリダイレクトできます。

パラメータの「destination」にURLを入れることで、ログイン後に該当ページへ移動することもできます。

jQueryでスワイプ操作のイベントを取得。

2015.01.06 / Labs

jQueryを使ってスマートフォン、タブレットでのスワイプ操作をTouchイベントから取得する方法です。
サンプルはこちら

上記はスワイプの開始(スクリーンにタッチ)からスワイプの終了(スクリーンから離れる)までの座標の距離を測定して、左右の方向を取得するだけの非常にシンプルなものです。
確認のために、方向によってスワイプ対象DIVの背景色を変えるようにしています。

Drupal 8のベータ版をインストール。

2014.10.10 / Labs

10月1日にDrupal 8のベータ版がリリースされましたので、早速テスト環境にインストールしてみました。
少しさわってみた範囲ですが、Drupal 7からの変更点は次のようなものがあります。

 

Symfonyのコンポーネントをコアに組み込み
SymfonyフレームワークのいくつかのコンポーネントがDrupalコアに組み込まれました。
サイト構築の際に直接影響が出そうなのは、デザインテーマの作成でしょうか。テンプレートエンジンが「Twig」に変更になったので既存テーマに関しては作り替えが必要です。
Viewsモジュールをコアに組み込み
Drupalでは必須と言えるViewsモジュールがコアに組み込まれました。使用感としてはDrupal 7の時のView 3とあまり変わりません。
コアに組み込まれたことにより、管理ページの一部もViewsで生成されています。
スマートフォン、タブレットへの対応
標準でレスポンシブデザインを採用されていますので、管理メニューが画面サイズによって変化するようになりました。
デフォルトテーマの「Bartik」も、レスポンシブデザイン仕様になっています。
CKEditorをコアに組み込み
記事作成の際のエディタにCKEditorが組み込まれました。
インストールが簡単に
日本語を含む多言語のインストールがより簡単になりました。あらかじめ「.po」ファイルを用意する必要はなくなりました。

フロントページ
管理メニューを含むフロントページはDrupal 7から大きな変化はないようです。
CKEditor
記事作成の際に標準でCKEditorが使えるようになりました。
デザインテーマ
Drupal 7から引き続き「Bartik」が標準テーマです。レスポンシブデザイン仕様になっています。
Views
コアに組み込まれたViewsは、Drupal 7の時と同様に便利です。

 

Drupal 8もベータ版になり、正式版のリリースまでもう少しになりました。
コアにSymfonyのコンポーネントが組み込まれたということで、内部的には大きな変化があったと思います。
Symfony自体は使っていないのですが、同じくSymfonyをベースにしたLaravelを最近使うようになったので、興味深いところもあります。
アルファ版が長かったことを考えると、正式版が出るまでにはかなりの時間を要するかもしれませんが、今後が非常に楽しみです。

Drupal 7のViewsによる月別アーカイブの表示をカスタマイズ。

2014.08.03 / Labs

Drupal 7でブログやニュースなどの記事一覧で、月別アーカイブを設置することがあります。
Viewsではデフォルトでこの機能が搭載されていて、「contextual filter」の作成年月のフィルターをかけたブロックを作成することで実現できます。
標準の月別アーカイブブロックは、次のように表示されます。

 

  • 8月 2014
  • 7月 2014
  • 6月 2014

 

月が始めにくる英語圏に合わせた表記なので、日本語サイトでは違和感があります。
「2014年 8月」のように順番を逆にするには、Views内の設定画面では行えず、Views自体のモジュールを変更する必要があります。
将来的なモジュールのバージョンアップを考えると、モジュール本体に手を加えるのは避けたいところです。
他の方法としては、Viewsで作成されたブロックのテンプレートファイルを修正する方法もあります。

 

下記はシステムデフォルトのブロックテンプレートファイル(modules/block/block.tpl.php)です。

このテンプレートファイルをお使いのテーマディレクトリにコピーして、Viewsの月別アーカイブブロックに合わせてファイル名を書き換えます。
例えば「news」という名称のViewsで「block-1」の場合には「block–views–news-block-1.tpl」というファイル名に変更します。
テンプレートのファイル名を変更することによって、月別アーカイブでのみ使用するブロックとなります。

 

この中の「<?php print $content ?>」という部分がブロックの本文になります。
今回はブロック本文を正規表現で「8月 2014」を「2014年 8月」に書き換える処理を施します。

上記の変更により、月別アーカイブの表示が次のようになります。

 

  • 2014年 8月
  • 2014年 7月
  • 2014年 6月

Drupal 7でテンプレート内にブロックを表示させる方法。

2013.08.24 / Labs

「node.tpl.php」などのテンプレートに直接ブロックを表示する方法はいくつかあります。
「サイト構築 > ブロック」で追加したカスタムブロックでは主に下記の3つの方法があります。

最初の「block_custom_block_get()」はブロックIDを引数に渡して、ブロックの情報を取得します。
2番目の「block_load()」はDrupal 7から導入された機能で、やや冗長になってしまい、あまり使いやすくはありません。
3番目の「module_invoke()」はモジュールとしてのblockとして情報を取得します。
2番目と3番目に関してはカスタムブロックのほかに、下記に記述するViewsなどのモジュールでも利用できます。

 

上記はViewsの場合ですが、モジュール名とブロックのデルタ名(test-block)を引数にとります。

 

デルタ名は「サイト構築 > ブロック」にアクセスして、該当するブロックの設定ページのアドレスから確認できます。

 

Viewsの場合「CONTEXTUAL FILTERS」で引数を与えたい場合には、次の「views_embed_view()」で可能です。

Viewsの場合であれば、この方法が最もシンプルで利便性が高いです。